相場もチェック！軽自動車のスタッドレスタイヤの選び方！

冬のドライブは、夏場とは違った魅力がありますが、雪や氷によるスリップが心配な方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのがスタッドレスタイヤですが、安全に運転するためには、適切に選択したものを装着しなければなりません。この記事では、軽自動車のスタッドレスタイヤの選び方や装着時の注意点まで詳しく解説します。

軽自動車のスタッドレスタイヤの選び方

軽自動車におけるスタッドレスタイヤの選択には、以下の3つのポイントが重要です。夏用タイヤとは異なる要素がありますので、購入前にしっかりと確認しましょう。

新しいものを選ぶ

スタッドレスタイヤの効果を最大限に引き出すためには、製造年月日が新しいものを選ぶことが大切です。古いタイヤはゴムが硬化し、性能が低下してしまうからです。購入時には製造年月日を確認しましょう。

サイズを確認する

タイヤとホイールのサイズが一致しているかを確認することも重要です。不適切なサイズを選ぶと、運転の安定性やブレーキ性能に悪影響を与える可能性があります。メーカーの公式サイトや専門店で相談し、適切なサイズを選びましょう。

地域や使用頻度を考慮する

地域の特性や、どのくらい使用するかによって、使用するスタッドレスタイヤを選択しましょう。一言にスタッドレスタイヤといっても、凍った道路を走るのに適した氷上性能や、雪が積もる場所を安全に走行するのに適した雪上性能など、さまざまな性能があります。

首都圏などに住んでいて、雪が少ないものの、凍結した道路を走行する場合に備えたい場合は氷上性能の高いタイヤが適しています。一方で、雪が多い地域では、雪上性能を重視したタイヤを用意するのが適しているでしょう。

地域の気候や使用頻度に応じて、自分のニーズに合ったスタッドレスタイヤを選択しましょう。

スタッドレスタイヤの相場は？

スタッドレスタイヤを導入するときに、気になるのはその値段です。軽自動車のスタッドレスタイヤの相場を確認しましょう。

タイヤのみを購入する場合と、ホイールセットを購入する場合で、価格や作業工賃に違いがあります。安い買い物でないうえに、どちらも一長一短があるので、どちらを選ぶか慎重に検討しましょう。

タイヤのみ

スタッドレスタイヤのみを購入する場合は、現在取り付けているタイヤを一度ホイールから外して、交換してから車体に装着します。購入するのはタイヤだけのため、ホイールといっしょに購入するよりも安いのがメリットです。

一方で、交換するたびにホイールから外す工賃がかかり、ホイールといっしょに交換する場合に比べてタイヤが傷みやすいデメリットがあります。

13インチのタイヤの場合は約1万4,000円から3万5,000円、14インチでは約1万6,000円から4万円、15インチの場合は約4万円から8万円が相場です。それらに加えて、4本のタイヤを交換する工賃として約4,000円から1万円かかります。

ホイールとセット

ホイールとセットでスタッドレスタイヤを購入した場合は、タイヤをホイールからはずすことなく、そのままタイヤとホイールを脱着するだけで交換が可能です。本体価格は高めですが、工賃が安くなります。

また、タイヤの傷みのリスクも低くなります。総合的なコストを考慮して、適切に選択しましょう。

13インチのタイヤの場合は約3万8,000円から6万円、14インチでは約4万円から7万円、15インチの場合は約7万円から11万5,000円が相場です。それらに加えて、4本のホイールを交換する工賃として約2,000円がかかります。

スタッドレスタイヤを装着する際の注意点

軽自動車にスタッドレスタイヤを装着する際にも、注意が必要です。タイヤは自動車と路面の間に位置し、動力を正しく路面に伝える、自動車のなかでも重要なパーツです。安全を支えているといっても過言ではありません。

スタッドレスタイヤを装着する際の重要なポイントを押さえましょう。

寿命

スタッドレスタイヤの寿命は、夏用タイヤよりも短い傾向があります。一般的には3〜4年が交換の目安です。また、溝の深さは新品の50%までが使用限度とされています。

一度にすべて交換する

必ず、4本すべてのタイヤをまとめて交換しましょう。痛みが少ないからといって、駆動輪だけを交換するとバランスがとれず、車の安定性が損なわれます。こうなると、操作ミスや事故のリスクが高まり非常に危険です。

慣らし運転する

新品のスタッドレスタイヤは、慣らし運転したほうがいい場合もあります。走行速度50km/hから60km/hで100kmから200kmほど走行することで新品のタイヤ表面にある薄皮を削り、タイヤの性能を最大限に引き出せます。

また、夏用のタイヤとは走行感覚が異なる場合もあるため、運転に慣れておくうえでも大事です。

適正な空気圧

タイヤの空気圧は、メーカーが指定する適正値で管理しましょう。高すぎる空気圧はタイヤの性能を低下させる原因となりますので、適切な調整が重要です。

空気圧が高すぎると、逆にグリップ力が低下し、グリップ力が期待できる特別なタイヤの性能を最大限に活かせません。

まとめ

スタッドレスタイヤの選択肢は多く、知識なしに適切なものを選ぶのは容易ではありません。製造年月日が新しいものや適切なサイズ、用途に合ったタイヤを選ぶことが大事です。また、装着時にも注意すべきことがあるので、しっかりと守りましょう。タイヤは、路面のグリップ力に直接かかわる、非常に重要な装備です。安全かつ快適な冬のドライブを楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。

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